1.ビーカースケール炉
概要 | 大学研究室などにも多用される。 汎用な管状電気炉を使用した『外熱式』流動層が多い。 |
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サイズ | 指が入る程度の内径3−4pが多い。 プレッシャープローブや熱電対の挿入管が流動化を阻害しないギリギリの内径。 |
制御機構 付帯設備 |
・マスフローコントローラー等で雰囲気ガス制御がしやすい。 ・連続投入が困難のため、バッチ投入式が多い。 |
2.ベンチスケール炉
概要 | 研究室の専用スペースで設置する場合が多い。 管状電気炉による『外熱式』、プロパンガスによる層内燃焼『内燃式』、併用も可能。 |
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サイズ | 直径10pが多い。これは炉内に手が入る大きさであり、人力のみでも炉体を取り外せる限界サイズである。 チェーンブロックなどと併用を推奨。 |
制御機構 付帯設備 |
・連続投入が可能だが、装置に取り付けやすい市販のフィーダー・エゼクターユニットがない。 ・エゼクターによる投入では、風量が少ないため、流動層の炉内圧に負けて、投入が困難になる場合がある。 ・マスフローコントローラーで雰囲気や流量が制御可能であるが、大型のものが必要な場合もある。 |
3.パイロットスケール炉
概要 | 工場建屋に据え付けするサイズである。 試験生産まで対応できるサイズあり、他品目では商用規模にもなり得る。 |
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サイズ | 人が入る規模が多い。直径70pは作業員が中に入れる適正サイズ |
加熱機構 | 直径30cm以上となり、外熱式では昇温困難のためおおむね『内燃式』になると思われる。 逆に層内燃焼では600℃以下の制御が困難であり、その領域は予熱炉からの熱風加熱が適している。 ・プロパンノズルはどのサイズでも使用可能であるが、層内燃焼の工夫が必要。 ・油バーナーは、装置規模と燃焼量が少ないため、市販の重油バーナーが存在しない。 ⇒よってノズルとポンプを組み合わせた自作制御システムが必要となる。 |
制御機構 付帯設備 |
・集塵機が必要なサイズになる。 ・マスフローコントローラーの使用は困難で、ブロワーやコンプレッサーの活用になる。 ・流量測定もオリフィス等を活用する場合が多い。 |
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